「酸化」「糖化」「炎症」が原因です!
「歳を重ねればどんな人も老化していく」そんなふうに考えている方も多いと思います。
実は 歳を重ねる「加齢」と「老化」は同じではありません。 同窓会で久しぶりに出会った友人たち。年齢が同じなのに「老けたな」と感じる人もいれば、「歳の割に若々しいな」と感じる人もいるでしょう。
「加齢」とは生まれてから重ねた歳の数。生まれてから30年経ったのであれば30歳です。一方で「老化」 とは、歳を重ねるごとに身体の機能が弱っていくことです。
「加齢」は平等ですが、老化には個人差があります。 実際の年齢以上に、老けて見えたり若く見えたり。老化のスピードを決める要因は体質もありますが、「酸化」「糖化」「炎症」の3つが原因です。
老化の原因 その①「酸化」
切ったリンゴを放置していると変色した。そんな経験はありませんか?これは、空気中の酸素に触れたことが原因で「酸化」したため。
この「酸化」と呼ばれる現象は私たちの身体でも起きています。
私たちは生活の中で体内に酸素を取り込んでいます。取り込んだ酸素は身体の隅々に行きわたり、 脳や身体を動かすエネルギーを作るために使われます。 その時、身体の中の酸素でわずか数パーセントが”活性酸素”と呼ばれるものに変化するのです。
活性酸素は私たちの細胞を酸化させる力があります。適正な数値内であれば、ウイルスや細菌に対抗するための武器として私たちの身体に役立ってくれますが、問題はその量が増えすぎると体内で活用しきれなかった活性酸素は、老化やシミ・動脈硬化などの生活習慣病の原因となります。
こうした身体に悪影響を与える活性酸素の ことを”悪玉活性酸素”と呼び、これを抑えるためには、酸化を遅らせる成分を多く含んだ野菜を摂ることが 重要です。
トマトやほうれん草、にんじんやブロッコリーといった野菜に多く含まれているので、意識的に摂取することを心がけましょう。
老化の原因 その②「糖化」
糖化とは、食事などから摂った余分な糖質が体内のたんぱく質などと結びついて、細胞などを劣化させることです。
身体で糖化が進むと、肌のシミやくすみとなって現れます。また、糖化は食事などで摂りすぎた余分な糖質が体内のたんぱく質と結びついて、細胞などを劣化させます。
内臓をはじめとする身体の組織に影響して、動脈硬化・白内障・アルツハイマーなどの原因になることが指摘されています。
糖化を抑えるにはまずは1日あたりの糖質量を控えましょう。ただ、糖質は人間が生きていくために重要な栄養素の1つですので極端に制限せず、急激に血糖値を上げない食品を 選ぶことがポイントです。
パンや白米、チョコレートなどのお菓子は急激に血糖値を上げる食品の一例です。 こうした食品を少しずつ減らしていきましょう。
また、血糖値が上がりやすいのは食後の1時間と言われています。この時間にウォーキングやエアロビクスなどの有酸素運動をすることで、糖化のリスクが減少します。
糖化は「老化」と「病気」の大きな要因。 生活習慣を見直し、糖化のリスクを抑えましょう
老化の原因 その③「炎症」
炎症と言えば、膝や腰などの痛みを想像する方が多いのではないでしょうか?
「炎症」は、「急性炎症」と「慢性炎症」の2種類に分けられます。
急性炎症とは、細菌やウイルスの感染が原因で腫れや発熱、痛みとして私たちの身体に表れるもののこと。
慢性炎症とは、急性炎症のように症状が目に見えないものが多く、身体の中でじわじわと炎症が慢性化している状態のことを指します。
炎症がなぜ老化と関係するかというと、炎症は本来であれば私たちの身体を守る機能として働いています。私たちが体調を崩した時、異常が起きた箇所に対して免疫細胞を集める役目を持っており、その際、免疫細胞は活性酸素を産み出してその異常を治そうとします。
急性炎症であれば、異常が治れば炎症にブレーキがかかり、元の状態へと戻ります。
慢性炎症の場合だとこのブレーキが効かず、活性酸素を出し続けてしまうのです。
身体の中で生み出されて余った活性酸素は、悪玉活性酸素となって細胞を酸化させていきます。それだけでなく、慢性炎症は細胞を傷つけ、組織が再生したり自己修復する能力を制限させていきます。
これが、炎症が老化を進める原因と言われている理由です。
私の経験ですが、ダンスをしていた時に疲労が溜まりすぎて膝に違和感を感じていました
ほっておけば治るだろうと思い、それでも踊り続けていたらだんだんと痛くなり
しゃがむこともできないほど膝が痛くなりました( ノД`)シクシク…
今は何ともないのですが、あの時の自分に会えるのなら、ちゃんと体のケアをしないと
もっとひどいことになると早めに言ってあげたいです。
皆さんも是非とも自分の体を労わってあげてくださいね。
今の辛さはほっておいても良くなりませんよ…